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リサーチセンター長 島田 康人
Yasuhito Shimada, MD., PhD.

三重大学大学院医学系研究科統合薬理学分野 講師
三重大学地域イノベーション推進機構先端科学研究支援センター
バイオインフォマティクス部門

 
ご挨拶
 私はこれまでヒト臨床データとがん細胞移植ゼブラフィッシュを組み合わせた技術を用いて、新規疾患治療標的および抗がん剤シード化合物を発見してきました。特に化合物スクリーニング分野では、ハイコンテンツイメージングを用いた膵臓がん移植ゼブラフィッシュ、白血病がん幹細胞移植ゼブラフィッシュスクリーニングを発表し、実際に白血病癌幹細胞阻害薬DiOC5(3)を発見、そのメカニズムも明らかにしました。また前立腺癌において、PKCアダプター機能を持つzinc fingerタンパク質ZMYND8をヒト前立腺癌移植ゼブラフィッシュを用いたDNAマイクロアレイ解析で発見し、ヒト臨床前立腺癌組織での発現増加およびこの遺伝子をノックダウンした際に腫瘍血管新生が抑制されることを報告しました。
 その後、2013年よりオランダ国ライデン大学に留学し、癌移植ゼブラフィッシュを用いた免疫抑制剤を使わない移植方法、化学科 Alexander Kros教授との共同研究による新規抗がん剤デリバリー技術を開発しました。

 2016年に入り、メモリアルスローンケタリングがんセンターのRichard Whiteらとの共同研究の過程でヒトB-Raf (V600E)変異遺伝子を導入した悪性黒色腫ゼブラフィッシュを用いた化合物スクリーニングを行い、数千の化合物に対応できるハイスループット化を達成しました。このゼブラフィッシュに対し2320化合物を試験し、6つの新規化合物に悪性黒色腫細胞の増殖抑制効果を認め、現在マウスにて試験中です。現在、そのほかにも複数の研究機関(石川県立大学・医薬基盤研究所)や学内共同研究先(生物資源・教育)から試験用ライブラリー化合物の提供を受け、ゼブラフィッシュスクリーニングを実施しています。

 また、システムズ薬理(田中利男教授)を中心とした医学系研究科臨床研究グループでは、患者由来癌サンプルのゼブラフィッシュへの移植を行い、抗がん剤応答性予測や応答性の指標となるバイオマーカーの探索研究を行なっています。そのほか、薬物送達や腫瘍免疫(関連業績論文)に関する研究も積極的に行っています。

 本センターは、抗がん剤開発における基礎研究と臨床研究(正確には前臨床研究)をゼブラフィッシュモデルにより統合し、三重大学の抗がん剤開発能力を世界レベルにすることを目指し、研究開発を行っています。
現在進行中のプロジェクト
  1. がん移植ゼブラフィッシュを用いた抗がん薬探索スクリーニング
  2. 選択的抗がん剤送達技術の開発
  3. 培養細胞・ゼブラフィッシュ・マウスを用いた抗がん剤作用メカニズム研究
沿革
2017年11月1日

卓越型リサーチセンター設立

三重大学による研究資金提供を受け、センターを設立
2017年11月15日

リサーチセンターホームページ開設

独自ドメインによるホームページを開始
2017年11月25日

専従ラボ開設

三重大学地域イノベーション研究拠点D棟3階に専従ラボ開設
Editorial-board member in Intgerative Molecular Medicine
日本薬理学会学術評議員
日本心脈管作動物質学会学術評議員